• テキストサイズ

【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第52章 手当たる


二回戦。中宮南戦。


ちょっと皆の様子がおかしかったけど、
日向の言葉とリコの張り手でいつもの調子を取り戻し、無事に勝つ事ができた。




凛の頬に残る紅葉が痛々しい。

「頬っぺた痛くない?」

帰り支度を終えた控え室の隅で凛の頬をなでる。

頬に触れた私の手に、自分の手を添えて『大丈夫』と笑う凛。


そのまま、ぎゅっと握られた手のひらからは、

『もう気を抜いたりしない』

そんな決意が感じられた。






次の日。三回戦。

森園北戦も無事に勝ち進み、
明日は準々決勝。



ほぼ、第2の部室となりつつある火神の家で、相手校のビデオを見て、たまらず絶句する。

(失点無しって…)

/ 402ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp