• テキストサイズ

【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第50章 始まる


「黒子…」

いくらベンチに居たってコートの中の会話が全部聞こえる訳じゃない。

それでも、黒子が冷静さを失うなんてよっぽどの事だというのはわかった。


「やめろ!黒子!」と言う伊月の声がコートに響く。





3Pの打ち合いだった第1Qが終わって『もう一度行かせてください』と出て行った第2Q。


青峰くんと対峙した黒子が出した黒子だけのドライブは、いとも容易く彼に止められてしまった。

皆が驚愕する中、あわててリコがタイムアウトを出すが、そのまま連続でゴールされ(時計が止まれ)と必死に祈った。


ボールデッドでブザーが鳴って、皆が戻ってくる。

ベンチで交替を告げられた黒子が、ぎゅっと拳を握り締めていたのが見えた。
/ 402ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp