• テキストサイズ

【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第50章 始まる


「火神、それどうしたの?」


『赤司くんと会ってきます』と皆から離れた黒子とそれに付いて行った降旗が、火神を連れて帰って来たかと思えば、火神の頬に傷がある。


「なんでもねーです」と頬を拭う火神の手を止め、念の為に消毒をした。


「いくら小さくても怪我して帰って来ないでよ…。今日もゴールに頭ぶつけるとか止めてよ。無茶しないでよ」


「わかってるっすよ。心配しすぎっすよ」


「だって…。火神はうちのエースだもん…」




「陽向さん。最近、そうゆうのに敏感ですね」

私と火神の会話を聞いていた黒子が話に入る。

「目の前で選手に怪我されて喜ぶマネージャーは居ません」と言えば、

「そうですね」と返事が来て黒子が笑った。
つられて、私も火神も笑う。


「お二人とも頼りにしてます」

そう言って、頭をペコリと下げて二人から離れた。



奥の方から

「碧もすっかりマネージャーっぽくなったなー。俺は嬉しいぞ」

「お前は陽向の保護者かよ。ダァホ」


なんて、木吉と日向の声が聞こえた。



/ 402ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp