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【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第38章 行き交う 【side宮地】


慌てて足を動かすが間に合うわけねぇ。

バシン‼と大きな音をたてて、ボールは碧の肩に当たった。


おい!誰だよ。
刺すぞ。



「大丈夫。避けられなかった私も悪いよ」

「だ、大丈夫です。気にしないで下さい。練習、続けて下さい」


皆にそう言いながらも、アイツの目線の先には水戸部がいる。


水戸部に向かって、無言でコクンと頷くのはきっと『大丈夫』と言っているんだろう…。


大丈夫じゃねぇだろーが。

ムカつく。
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