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【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第38章 行き交う 【side宮地】


(意外とちゃんとやってんだな…)



意とせず、碧の居る誠凛と合同になった夏合宿。


どんくさいアイツにマネージャーなんか務まるわけねぇなんて、ずっと思っていたが実際は違う。

ちゃんと仕事をこなしているようだし、こっちの学校の事まで気にかけて動いている。


『安心した』という思いと同時に、グラグラと頭を揺さぶるのはたぶん嫉妬心。


なんでアイツはうち(秀徳)に居ないんだ。

なんで、他所(誠凛)でマネージャーなんかやってんだよ。


マネージャーなら、秀徳でだってできるじゃねーか。

ウチなら俺だって、裕也だって、今まで通り側に居てやれる。


てか…

なんで、よりによってバスケ部なんだよ…。
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