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【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第36章 伏せる


身体が熱い。
汗を含んだパジャマが気持ち悪い。

ユニホーム姿の木吉が体育館に現れてからしばらくたった。

なんとなくギスギスしていた火神と黒子も前を向きだして、『さぁこれから』というとき…

私は風邪をひいた。

39度ある身体は言うことを聞かないので、今日は欠席。

本来、私は身体が強い方じゃない。
結構、すぐに体調を崩す。

人よりデカイ身体は、本当にデカイだけで、丈夫には作られていなかった。

高校生活が今まで無欠席だった方が不思議だと思う。

そんな事を考えられる余裕が出たので熱は少し下がったかもしれない…

今は何時だろう?とケータイを開くと10:53という数字と共に、メール受信の通知が表示されていた。


‐‐‐‐‐‐‐‐
From:凛
To :
Sub :
‐‐‐‐‐‐‐‐
風邪、大丈夫?
ちゃんと寝てて。
‐‐‐‐‐‐‐




受信時間をみると8時10分とあって朝練後に送られて来ていたのが分かった。

凛に心配かけちゃたな…


とりあえず、熱がぶり返すといけないので、ヨタヨタとベッドからでて、パジャマを着替える。


物音に気づいたお兄ちゃんが「起きたのかー?」とノックもせずに扉を開けた。

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