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【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。
第27章 知る
部費を持ち、近くのドラッグストアやスポーツ用品店へ向かう。
先日チェックした、足りないものの買い出しを済ませた。
『買い出しさえしてくれれば帰っていい』と言われたが、帰る気にはなれない。
購入した物品を部室へしまうと体育館へ向かった。
丁寧にモップをかけて、隅々まで掃除をする。
体育倉庫からボール籠を引っ張り出して、一つ一つボールを丁寧に磨いた。
今、私にできる事はこれくらいだろう。
まだまだダメな自分を思い知りながら、ひたすら手を動かした。
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