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【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第27章 知る


「カントクがスキップしてたー!?」



部室の前に立つと、日向の叫び声が聞こえて身体がビクッと跳ねた。

勿論、日向が怖いわけではない。
だけど、どうしても、人の叫び声や怒鳴り声は苦手。


体育館へ行こうとしていた凛が『大丈夫?』と眉を下げて、私の頭を撫でる。

「…覚悟しろ」とか「やべーぞ」なんて声が聞こえて、部室の扉が開いた。

二年生は見慣れた光景とばかりに「先行くぞー」と通り過ぎるが、一年生はぽかんと口が開いて固まっている。


皆の顔が赤く染まった。



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