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【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。
第21章 広がる
お付き合いをはじめた私たちだったが、学校では以前とそれほど変わった事はない。
お弁当はお互いに友人と食べてるし、
下校はたまに送ってもらうが、登校は別々、
クラスは違うから、校内でそうそう顔を合わすこともなかった。
学校内で私たちの事を知っているのはバスケ部の皆と相談をした彼女くらいだろう…。
皆、冷やかすことなく見守ってくれている。
優しい人達だと改めて感じた。
たまに手を繋いで一緒に帰る。
それだけで特別だった。
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