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Indispensable~ドリフターズ~

第6章 Sixth sense


癒すように私の身体中を撫でる豊久の腕の中で身を捩った瞬間、

「……っ…」

豊久は小さく息を吐き眉を顰める。

どうしたのだろうと思ったけれど、ふと考え付いた答えに私は頬を染めた。

そう、身を捩った時に私の膝が『それ』に触れたんだ。

勇気を振り絞って『それ』を確認してみると……

さっき目にした時よりも更に膨張して、先端からは透明な液体が幾筋も漏れ出している。

こんなに大きくなる物なの?

これって……辛いんだよね?

男性の生理現象に詳しい訳じゃ無いけど、でも豊久が辛いなら楽にしてあげたい。

只々それだけの想いが胸を突き上げ、私はこくりと喉を鳴らしてから言った。

「豊久………しても……いい?」

「………何をじゃ?」

具体的な事なんてとてもじゃないけど言えないよ。

だから私は思い切って行動に移す。

「初めてだから……上手く出来ないかも知れないけど…」

豊久の物を軽く握ってそっと擦ってみた。

「……うっ……ん!」

初めて聞く豊久の余裕の無い声。

私の手で感じてくれてるんだよね?

豊久が自分の指で私が果てた事が嬉しいって言ってくれた気持ちが今になって良く分かる。

私も悦んで欲しいよ。

もっともっと悦んで……豊久。

そうなれば当然、私の動きは逸る。

「……
 そがいな事っ……せんで良か。」

そう言った豊久の手が私を制止しようとしても、私はもう止められなくなっていた。

私の手の中でピクピクと蠢く豊久の物が愛おしくて……

その熱い程の温もりを手離し難くて……

「違うよ……私がしたいの。
 だから……」

だから私は一欠片の躊躇も無く、豊久自身に舌を這わせ始めた。
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