第6章 Sixth sense
胡座をかいた豊久の股間に顔を埋めて……
ここからどうすれば良いのかな。
力加減すら分からないよ。
取り敢えず豊久の物を両手でやんわりと包んで、全体をペロペロと舐め回してみるけれど不安は募るばかりだ。
こんなので豊久は感じてくれてるの?
何だか申し訳無くてそのままそっと視線を上げると、頬を上気させて優しい目をした豊久が私を見下ろしていた。
「そん拙さがまた唆るのう。」
豊久の一言にホッとしつつも、拙いって言われたのがちょっとだけ悔しい。
だから私は舐めるのを止めて、唐突にそれを口に含む。
んっ……やっぱり大きい……。
顎が痛くて辛い。
でもどうしても豊久に気持ち良くなって欲しくて、私は歯を立てないように注意しながら顔を上下に揺らした。
「くぅ…………」
豊久の腰がビクンッ…と震えたのを感じて何だか勝ったような気になったけど、まだまだ私なんかが豊久に敵う訳が無かったんだ。
「……もっと奥じゃ。
もっと深く…っ………」
そう言った豊久の手が私の後頭部を強く押し、
「え…ぐっ……」
いきなり喉の奥を突かれて嘔吐いてしまう。
苦しくて吐きそうで涙が滲む。
「そのまま舌を使えい。
喉を締めて……」
そんな事を言われても良く分からない。
それでも私は必死でその指示に応えてみた。