第5章 Burning quintet
「感度は悪く無い様だ。
………では、此方はどうだ?」
そう言った途端に彼の指がショーツの隙間から入り込んで来た。
そしてまだ誰にも触れられた事の無い部分を無遠慮に弄くり出す。
「ふん………固いな。
此れを抉じ開けるのには骨が折れそうだ。
だが、それもまた一興。」
土方歳三の指先が私の中に浸入するべく一点を押し込む。
「止めてっ……痛い……」
堪らず苦痛を訴えてみても、その行為は止まらない。
「痛むか?
まあ仕方あるまい。
最初は誰でもそうだ。
いきなり俺自身をぶち込んでやっても良いのだが
破瓜がそれでは哀れだからな。
先ずは指で均してやるから少し我慢しろ。」
「嫌だっ……」
「『嫌』は聞かぬ。」
瞬間、彼の指先が捩じ込まれるのを感じた。
「んん……っ!」
その痛みに涙を滲ませ身体を強張わせると……
「随分と愉しそうな事をしていますね、土方。」
またあの地の底から聞こえるような低い声が響いた。