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華のように 鬼のように ~ぬら孫夢小説~

第4章 3 玉章と七つの影



帰り道。




「リクオ君?どうかした?」

「え?…あ、いや。なんでも」


変な顔をしていたリクオが気になったのだろう。カナが心配そうにのぞきこんできた。


「本当に?一回教室でてっちゃってからなんか元気ないんじゃない?及川さんと一緒に。」

最後にこれ見よがしに嫌味っぽく言い放つ。リクオは氷麗の顔色をちらと伺い何事も起こらないと悟ると、内心安堵の息をついた。

「ほ、ほら。清継君の話、今日は一段と長かったからさ。ちょっと、疲れちゃって…」

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「あぁ~。護衛って暇ね。」


「しっ。」



リクオ達の後を隠れてついて行く首無し、河童、毛倡妓。聖夜はあくび交じりの毛倡妓の声が聞こえたので、振り返って三人の姿を確認するとおつかれさまですと、手を合わせた。



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