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強く・・・強く

第1章 start・・・






帰り道―



アユミに事情を話した



アユミ「はぁ?何やってん。自分だけ連絡先交換してさ。貸して携帯!」


あたしの返事を待たずして、アユミは自分の携帯に錦戸くんの連絡先を入れた




アユミ「ご苦労様。あんたのん消しといたから(笑)」



そう言って、エリカとアユミは、先に行った



リカ「ごめん。今日、急いでて。また明日」



リカも走って行った




あたしは、虐められやすいヤツ


ちょうどいいヤツなんやろな・・・





翌日―



学校に着くなり、後ろの錦戸くんが怒鳴って来た



錦戸「お前、何で教えたん?」


『・・・』


錦戸「黙ってたらわからんやん。な?」


『ごめんなさい。』


錦戸「腹立つわ。」


丸山「どうしたん?亮ちゃん、ちょっと怒り過ぎちゃう?」


錦戸「俺の連絡先勝手に教えたんやで」


丸山「なんかあった?」


『・・・何もない。ほんまごめんなさい。』




あたしは、その場から逃げた




非常階段に出たら、朝居てへんかった


アユミとエリカとリカが居てた




話声が聞こえて


リカ「アイツほんま死んだらええのに。錦戸くんとめっちゃ仲良くしてるし」


アユミ「ほんま、あたしなんか、錦戸くんにブチ切れられたし。完全、アイツのせいやで」


エリカ「渋谷くんとも絶対連絡取ってるよな!!」



リカ「ほんま使えんヤツ。」





あたしは、ただ茫然と聞いてた



チャイムが鳴っても体が動かずその場で立ち尽くしてた




リカ達とすれ違った



リカは、いつも通り「おはよう」って言うて来たけど


あたしは、一点を見つめてた





あたしは、教室に戻りバッグを持ち


学校を飛び出した





嘘って思いたい




嘘って・・・







走って駅に着いた




息が切れて


ふと我に戻った



涙が溢れた






中学ん時は、こんな弱くなかったのに・・・







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