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私の敵はヒーロー

第4章 人命救助訓練とヴィラン連合


「うひぉぉぉーーー!!USJみてぇぇ!!」

バスに揺られること数分、叫ぶのも分かるような光景が広がっていた。アトラクションのようなものが建物内に多く存在しており、クラスメートの多くが驚きの声を上げた。この建物の説明をするのは初めて見る先生だった。

「水難事故、土砂災害、火事…etc…。あらゆる事故や災害を想定し、僕が作ったその名も……」

ゴクッ。そう見守る中、スペースヒーロー13号は、名を言った。

「ウソの(U)
災害や(S)
事故ルーム(J)」

と。おそらくクラス全員が私と同じようなことを思っただろう。

「本当にUSJじゃん!!」

しかも結構無理やり寄せた感。私のこの叫びで、興奮を顕にし始めた生徒達の後ろでは、相澤先生が13号に話しかけていた。

「オールマイトは?ここで待ち合わせる予定だったのだが……」

「それが………仮眠室で休んでます」

13号の声が聞きづらかったが、どうやらオールマイトは来れないようで、最後の方にだけ顔を見せるようだ。

ふむ。これは予想外だ。確かにここ数日のオールマイトの活躍はいつもより多く聞く。……張り切りすぎて、肝心の授業に出られないんじゃ本末転倒ではないか。これは計画失敗か?………でも、今からじゃあの人たちに伝えようにも伝えられないしな。………まっ、いっか!!顔だすって言ってるし。


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