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私の敵はヒーロー

第9章 私たちのはちゃめちゃな職場体験


職場体験、当日。私はいつもより早く目が覚め、準備をする。

「いつもよりはやいにゃぁ」

私は大きな欠伸をするクロシロに笑いかけ、そして彼に携帯を見せた。クロシロが画面の文字を見て、そして鳴き声を一声あげる。

「…にゃにも、わざわざ忙しい時にしにゃくても…」

私はしょうがないとばかりに肩をすくめる。今日から、プロヒーローの元で働く職場体験が始まる。みんなはそれでいいのだが、勿論私は違う。

「本業の方が忙しいぞ」
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