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ギルティブレイク

第5章 第2戦の幕開け


先ほどの怪物が可愛く見えてしまう。

そう思うほど、目の前の和神もどきが強い。

「くっ…。」

ここまでの一撃はほとんど味わったことない。

神同士、差が開いてるのはなんとなく理解していた。

「サッサト、シネー!!!」

続けざまに、また首達が死神を襲う。

ギリギリでかわしたが、それでもかすってしまった。

「オトクイノジュモンハドウシタ?」

唱える間もないほど、連撃。

せっかくの翼もかわしきれなければ効果は半減する。

「それならば、スピードバトルといこうじゃないか。」

再度宙に浮き、めいっぱい黒と白を広げた。

そして、自ら襲われた首に飛んでいく。

「トウトウコロサレニキタカ。テカゲンハシナイガナ!」

3つの猛攻が、死神を捉えようとするが、間一髪当たらず。

そして、巨体はまたも向かってくる死神を捉えようと数を増やしたが

またも間一髪のところで空気を食す。

「チョコマカトニゲオッテ!」

死神は何度も近づいては旋回し、攻撃を避けていく。

そんな余裕もないはずであろうに、時間をかけて様子を伺っていた。

しかし、突然均衡が破れた。

「やっと、整った。」

先ほどとは、かなり距離を取り笑みを浮かべた。

「ナニガオカシイ!」

怒りが十二分に伝わったが、死神には無駄である。

「最後に言い残すことはあるか?」

「ナニヲイッテイル。マダマダコレカラダゾ!」

しかし、和神は気づいた。

地面がなぜかうごめいてることを。

まるで、底から何かが涌き出るかのような感覚が伝わった。
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