第1章 はじまり
ガタン…ゴトン…
“次はー 高城駅ー 次は 高城駅ー お出口は右側です”
今日は体調がよろしくないなあ…
なんか足元がふわふわする。
疲れかなあ、最近新しい店舗に移動したばかりだし。
プシューッ
“地下鉄のご利用のお客様はー…”
ふう、駅に着いたことだし
とりあえず自己紹介しますか!←
私は渡辺ユメ
今は社会人1年目として働いてます!!
趣味と言ってはなんだけど
好きなものは刀剣乱舞、ミュージカルも大好き
朝出勤する前と家に帰ってからとうらぶを始めるのが日課です
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『店長おはようございます、よろしくお願いしますっ』
「はい、おはようございます。よろしくお願いします」
「ユメちゃん出勤して直ぐで悪いんだけど倉庫に行って足りないの持ってきて欲しいの」
『かしこまりました、それでは行ってきまーす』
カゴを持って足りない商品の数を数えて
倉庫に向かう
さっきから刀剣乱舞の新しいオープニングが頭から離れないわ!!
早くお仕事終わらせて刀剣乱舞したいよおお
ちなみに近侍は三日月です。おじいちゃんらぶ
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ふんふふーん♪
やっとね、お家に帰ってきましたよ。
8時間労働頑張ったよ。
只今刀剣乱舞中です。
『刀剣乱舞の世界に行けないもんかな…
皆どう思ってるかな…遠征ばっかじゃなくて出陣させろーって思ってたりするのかな?』
行けるはずないけど行ってみたいなあ…。
行きたいなあ…おじいちゃん迎えに来ないかなあ…。
『あ、もう20時だお風呂はいらねば…っいしょっと』
ベットから降りてパジャマを持って風呂場に向かおうとした時
っ…あ、やばい。
また足元がふわふわして、目眩もして…気持ち悪い
頭ん中がぐらんぐらんする中、動けず目を閉じていると
ふと周りが昼間のように明るくなった。
「…主、手を取れ 迎えに来たぞ。」
声は聞こえたが、周りが明るすぎて誰だかわからない
ただ、差し伸べられた手だけはしっかりと握った。
そこで意識は途絶えた。