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忘れられない【気象系】

第2章 影


Sside



俺は毎日、雅紀のもとを訪れた。
どんなに忙しくても必ず訪れた。
早く、少しでも早く雅紀の意識回復を願って。


俺、神社にも行ったんだよ。雅紀。
俺、こんなに雅紀のこと想ってんだよ


『回復するかどうかは相葉さん次第』


このお医者さんの言葉。
俺の脳裏にはベッタリ染み付いてる。


今日も、いっこうに目を覚まさない眠り姫を見つめながらその手を握ってる。

優しく、包み込むように―――――――
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