第9章 同じ匂い
※用語解説
羆…ヒグマ。ホッキョクグマと並びクマ科では最大の体長を誇る。また、日本に生息する陸棲哺乳類でも最大の種である。(ウィキペディア)体長はおよそ2~3m、体重は200kg~500kg。走る速度は50km/h以上。人間の足で走って逃げるなんて無理絶対。ツキノワグマ(日本全国に生息)とは全くの別物。
オハウ…アイヌ料理の一種。汁物。鍋の様なもの。むしろ鍋。
プクサキナ…ニリンソウ。山菜の中で一番肉に合う。肉の味が何倍にもなると言う(アシリパ談)
キムンカムイ…アイヌの言葉で「山の神」という意味。アイヌはヒグマを山の神(キムンカムイ)として崇めていた。カムイは「神」の意。