第1章 洗脳ハートⅠ「気付いた事」
先日、つっても2、3日前の事。
歌舞伎町で民家五軒全壊するという事故があった。
犯人は俺。
その日俺は暇潰しに巡回と称し甘味屋に行く途中
一人のところを狙ってか、数人の攘夷浪士に絡まれた。
まァ、逆にバズーカぶっ放して
逃げ出すそいつ等を追いかけ回してたら、
気付いた時には家が壊れてた。
その騒ぎで浪士達には逃げられちまって
俺は大量の始末書をやらされる羽目になった。
まァ、元はと言えば攘夷浪士然り
その程度で騒ぎ立てる奴等が悪いんでさァ。
て事で、俺は始末書をやる理由がないんで
今日もスリーピングライフを送らせて貰いますねィ。
「隊長ーッ」
綺麗な青空が広がる昼下がり、肌寒い季節も過ぎ
日向ぼっこをするには丁度良い暖かさのこの頃。
沖田が縁側で昼寝をしてたら
ドタドタと慌ただしい足音が近づいてきた。
ったく、人が気持ち良く寝てるってのにうるせーなァ。