第8章 守護神
日向side
レシーブミスしたボールを拾いに行っている間に、影山はまたサーブを打った。
ほんっとに、腹立つくらいサーブ上手いよな!
凄い勢いのサーブがコートに叩きつけられると思っていた…だが、ボールは綺麗にレシーブされた。
しかも…
日「お、俺より小さい?!」
?「あ?」
日「ひっ…あ、あの身長何センチですか?」
?「159だ!」
(ひゃ、150センチ代?!)
日「うう…高校に入って、はじめて人を見下しましたぁ!!」
?「はぁ?!そんなに変わんねぇだろうが!!」
綺麗なサーブレシーブ。もしかして、キャプテンが言ってた"烏野の守護神"って…
田「ちわーす」
貴「お疲れ様です。…あれ?」
?「おお!龍!!」
田「ノヤっさん!」
この人だぁ!!!かっけぇ!
澤「おお!西谷!」
西「大地さん!ちわっす!」
にし、や?さん!レシーブ教えてくれねぇかなぁ。
ニシヤさんは影山の方を勢い良く向き、指差しながら大声をあげる。
西「おい!!そこの目付きが悪い奴!お前どこ中だ!」
影「き、北川第一です」
西「何!強豪じゃねぇか!どうりであのサーブか!!」
影「西谷さんはどこ中ですか?」
西「千鳥山だ。」
影「強豪じゃないですか?!どうして烏野に…もしかして、烏養監督の復帰を聞いて…。」
ニシヤさんは、よくぞ聞いてくれました!みたいな感じで烏野に来た理由を話始めた。
西「俺が烏野にきたのは…女子の制服が好みだったからだ!凄く!!」
影「…はぁ?」
女子が可愛いとか、制服が黒の学ランだからとか、何かバレーと関係ない様な気がするが、でもこんな凄い人とバレーが出来るのはラッキーだ!!制服万歳!!
貴「…えっと、この方がリベロの西谷先輩?ですか?」
澤「ああ。この前言ってた烏野の」
西「か、可愛い系のマネージャーが…増えてる?!!」
清「お疲れ様」
西「は?!清子さん!貴方に会いに来ましたぁ!!!」
"スッ"
"ドッカーン"
何か、うるさい。