第1章 はじまり
彼女の肩に手を乗せたまま、確認のため彼女に訪ねる。
澤「君さ、聞こえてたと思うけど、忘れられる?」
下を向く顔を覗き込むと、恐る恐る顔を挙げる彼女と目があった。
黒縁眼鏡の奥には
黒い大きな瞳
綺麗な黒髪のショートカットが
まだあどけなさが残る
色白の小さい顔を際立たせる
(うわ……すげぇ可愛い///)
この気持ちが顔に出ると思った俺は、ごまかす様にはにかむ。すると彼女は素直に、
?「……無理だと思います。インパクトが強すぎて……」
と、言ってきた。
しかも少し涙目で。
(おいおい///)
そんな彼女をほっとけなかったのもある。だが、俺は俺らしくない事を
澤「ま、確かにな。
じゃあさ、
マネージャーになる?」
彼女に
言ったのだ。
名前も知らない
彼女に……