第1章 はじまり
?「君、もしかして、見た?」
後ろから聞こえたさっきの男子の声に、驚き過ぎて思わず飛び上がる。
貴「ひゃい!!!見てません!!!断じてズラが飛ぶのは見てません!!!」
「「………………」」
貴「う、うわぁあぁ!!いってしまったぁ((((;゜Д゜)))」
?「くくくく。何で言っちゃうかな…笑」
頭を抱える私の右肩に大きな手が優しく乗る。
?「君さ、聞こえてたと思うけど、忘れられる?」
恐る恐る視線を挙げると、優しそうな笑顔で私の顔を覗き込む先輩。
嘘言ってもバレそうだったので素直に、
貴「……無理だと思います。インパクトが強すぎて……」
言ってみた。
(まじ、泣きそう……)
?「ま、確かにな。
じゃあさ、
マネージャーになる?」