第5章 決意
澤村side
体育館に顔を出した後、俺はロードワークに出た。
走る
走る
走る
ひたすら走って、風間みたいに倒れるまで走ってみようか。
澤「……くそ」
俺が怒鳴ったとき、凄く怖がっていた。
当たり前か。あんなに怒ったのは、部活中でも無い。
立ち止まって見上げた空は
今にも泣き出しそうな
俺のことを
怒ってる様な
真っ赤な夕焼け
澤「…俺が、全部…守るんだ。」
(誓うよ)
再び、走り始める
部長として部を守る
部長として部員を守る
そして、男として…風間を守る
真っ赤な夕焼けに誓った
俺の決意