• テキストサイズ

好きだ。-烏達の恋-

第4章 3対3



月島君への宣戦布告?をした日向君。
体格で見ると、無謀な事だと思う。でも、日向君はそんな事考えてない。ただ目の前の敵に勝つことだけを考えてる。


(真っ直ぐ過ぎる)


月島君のサーブを田中先輩がレシーブ。
レシーブは影山君の頭上に綺麗に返った。
田中先輩も、日向君もトスを呼んでる!


(影山君は、どっちにあげるの…)


日「影山!!!!」

影「…っ!」

日「居るぞ!!!」

影「っ」


"シュッ"


影山君のトスは日向に向かって一直線に飛んで行く。


日「っふん!!」


"ポフッ"


日向君のスパイクは、指先にあたり相手コート側へ。


澤「?!」


澤村先輩が飛び付くけど、ボールは床に吸い込まれる。ラインズマンの判定は、アウト。


日「あ、あぶねぇ。空ぶるところだった。アウトだけど。」

影「お、おま、急に何を」

日「でも、ちゃんと、ボール来た!!」


日向君は、凄い気迫で影山君に力説する。


日「中学で何があったかしらねぇけど、俺にとっては、どのトスも、ありがたぁいトスなんだ!!どんなボールでも打つからな!」

影「…初めてなのに、速攻なんて無理だろ。」


(か、影山君が無理っていった……)


日「…な、何かお前変!!なんか、へん!!」


何か、少しずつ
何かが変わっていく
気がする。


/ 109ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp