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好きだ。-烏達の恋-

第1章 はじまり


黎side


菅「おーい!風間!!!」


私が帰ろうと校門を出ようとすると菅原先輩が私に向かって走ってくる。


貴「菅原先輩、なんですか?」

菅「…か、帰るの?送っていくよ!」


先輩は部室から走ってきてくれたようで、息が少し切れている。ちょっと申し訳ない感じがした。


貴「え?でも悪いですから。大丈夫です!」

菅「あ、えーっと、俺じゃなくて…」


菅原先輩は後ろに向かって手をあげる。


菅「おーい!大地!!早くしろよ!」

貴「…え」

菅「大地がこれから毎日、部活終わりに送ってくから!」

貴「…………」


ええええええー!!!!!!






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