第1章 はじまり
その後、縁下先輩達とマネージャーの清水先輩が合流し、早速自己紹介をする。
貴「マネージャーとして仮入部することになりました、風間黎です。よろしくお願いします。」
清「よろしくね。ニコ」
(うわぁ!超キレイ///)
清水先輩に見とれていると、後ろから大きな声。
日「キャプテン!俺、影山とも仲良くするので中に入れてk」
影「俺、こいつと喧嘩せずやりますから!バレーやらせてください!」
日「俺が話してるだろ!」
影「なんだよ!ボケぇ!!!」
(……なんなの)
私が驚いて固まってると、澤村先輩が扉に向かって歩いていく。
"ガラ"
澤「……ホントにぃ…」
影「…!!くっ、ほ、本当はこんな奴と協力するくらいなら、サーブもトスもスパイクも全部一人でやれればいいと思ってます。」
日「はぁ?!お前なにいってる!!馬鹿なの?!」
澤「はははは!何で言っちゃうかな!あれだ、風間と同じだな!」
貴「さ、澤村先輩!!!!((((;゜Д゜)))」
澤「でもさ、持ってもダメ、落としてもダメ、一人が2回触ってもダメなバレーで、どうやって一人でやるの??ニコ」
"ガラ、バタン"
澤「さ!練習はじめるぞー!…ん?どうした、風間?」
貴「何でもありません……ムス」
私が拗ねている理由が分からず首を傾げている先輩と、子供のように拗ねている私を、交互に見て笑い合う菅原先輩と清水先輩。
二人はとてもお似合いだと私は思った。