第10章 新しい仲間
貴「ウカイって…」
最近話に出てきた怖い監督と同じ名字。
しかもなんかこの人怖い!金髪オールバックにピアス?!しかもデカイ…どこかで見たことあるけれども…怖いもんは怖い!!
私はそっと澤村先輩の影に隠れる。
澤「風間、どうした?」
貴「……」
田「あれ?坂ノ下商店の兄ちゃんだよな?」
(あ!)
貴「澤村先輩の肉まんの店の人…」
烏(に、肉まん?)
澤「声出てるぞ。風間。」
貴「あ…////」
烏養さんは何の事か分からず、キョトンとしている。私が恥ずかしさのあまり澤村先輩の後ろで顔まで隠すと、澤村先輩が気にしないでくださいってフォローしてくれた。
(穴があったら入りたいぃ)
澤「でもコーチって…」
烏「ゴールデンウィーク明けまでだからな。」
澤「お、おっす。」
武「烏養君は烏野バレー部の先輩で、あの烏養監督のお孫さんです。」
全「「……ええええええ?!」」
頭がついて行きません。
武田先生、もう一回最初からお願いします。
特に誰の孫かってところを詳しく解説付きで!
日「で、でも名前坂ノ下じゃないの…ですか?!」
(そうそう!日向君ナイス!!)
烏「母方の実家の店なんだよ。」
全((え、この年で?))
烏「なんか失礼なこと考えてそうな顔してるな。まぁとりあえず、お前達の実力見たいし、5時30分からゲームな。」
澤「ゲームって誰と?」
烏「"烏野町内会チーム"だ!」