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好きだ。-烏達の恋-

第10章 新しい仲間



私と清水先輩は、椅子を出したりボトルを用意したり…急な練習試合の為、西へ東へ奔走中。


貴「清水先輩!タオルを取りに行ってきます!」

清「ありがとう!」


私は体育館から飛び出し部室へ走る。
部室でタオルを重ねると、前がギリギリ見えるくらい。
2回に分けると時間が足りない。


(もうそろそろ相手が来ちゃうよ~)


階段はゆっくり気をつけて降り、そのあとは頑張って走って体育館へ向かう。
そう少しで体育館、というところまで来た時。


フワ


貴「んんん!!」


タオルが風でめくれて私の視界を遮る。
その瞬間


ドスッ


私は(多分)人に突っ込んで、後ろへ倒れてしまった。
タオルは気合いで守りましたとも!!


貴「あわわわわ!ご、ごめんなさい!!」


私は慌てて立ち上がり、頭を下げる。


?「いや、そっちこそ大丈夫か?」


私がぶつかったのは、金髪で身長もあって肩幅もある
烏養コーチになんとなく似てる人。


?「こいつは無駄に頑丈だから大丈夫だよ!」

?「おい!どういう意味だ!!!」

?「それより君の方が大丈夫?」


心配してくれたのは…


貴「あ、嶋田マートの…店員さん?」

嶋「あれ!いつもご利用有難うございます!黎ちゃん!」


何で私の名前を知ってるのかと疑問に思っていると、察してくれたのか説明をしてくれた。
嶋田マートのお得意様である私の祖母からよく話を聞いていて、なんと写真まで見せていたと言うではないか。


(あんのババァ…)


━━━

祖母「くしゅん!!…やだ風邪かしら。」


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