第12章 銭湯
地獄のおかず争奪戦が終わった
『か、勝ったー!!!唐揚げFoooooooo!!』
おそ松さんに馬乗りされながら両手を挙げて喜ぶ。
あ、おそ松さん何とかしなきゃ
『あのー……………おそ松さん?』
おそ松さんの顔の前で手をヒラヒラさせてみるが反応はなく相変わらず石像化している
『もー………失礼しまーす』ヒョイ
おそ松さんの下から脱出しておそ松さんをお姫様抱っこして一階に運ぶ…アレ?皆さんいない……
『……………………まさか……』
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目の前にはてんこ盛りの唐揚げ
『ん~♥美味しい~♥いやー成人男性を6人運んだ後の唐揚げは格別ですな~♥』
思わず顔が緩む
あの後モニタールームに行ってみると石像化した皆さんを見つけ、仕方無いのでお姫様抱っこで皆さんを運んだのだ。
いやいやいくら力に自信あるからってキツイ
六つ子「「「「「「………………………」」」」」」
お「あ、あのーちゃん?」
『なんですか?唐揚げはあげませんよ!?』
お「…………………いや……なんでもない……」
『?』
いつも賑やかなのに何故か静かな皆さん………なんで?お姫様抱っこ気にしてるのかな?だってー気を失ってたしーしょうがないじゃん!!
母「ニートたち!ちゃん!銭湯閉まるわよー」
『ハーイ!!』
六つ子「「「「「「……ハ~ァ~イ……………………」」」」」」
いつものように銭湯に向かうが…………うん。やっぱり変………明らかに元気ない……
女悪魔「「「面白い♥」」」
3人の悪魔はこっそり笑みを浮かべた