第4章 兄弟
「俺は賛成だ」
里奈は驚いた
「藤原くんが賛成なら問題ないわね」
「賛成はしましたが名字はかえなくてもいいですか?」
「いいわよ」
里奈の母親はにこにこしている
「藤原‥ちょっといいか?」
八神は藤原をよびだした
「加藤さんの気持ちも考えろよ。戸惑ってたし」
「八神‥今日は巻き込んですまなかったな‥帰っていいぞ」
「あ‥おい‥!!」
藤原は八神を外にだすと鍵をしめた
「なんだよ‥藤原のやつ」
里奈は八神がいないことに気づいた
「八神くんは?」
「家に帰した」
「え?」
「疲れてそうに見えたから帰した」
「そ‥か‥」
里奈は部屋に向かった
「はぁ‥」
「ため息をついてどうした?」