第3章 試合当日
「いけー藤原!!」
里奈は祈るように目を瞑った
「勝ったのは方南‥方南学園」
アナウンスをきき里奈は両手をあげ喜んだ
「やったね!加藤さん」
「うん」
里奈は笑顔で笑った
藤原は戻ってくると里奈の足を見つめた
「何‥?」
「あとでお前の足を触ってもいいか?」
「え‥あっうん」
里奈がそういうと藤原は微笑んだ
「いい走りだった」
藤原は里奈の頭に手を置きそう言った
ミーティングをして解散した
「加藤さん!一緒に帰ろ!」
「うん!あ‥藤原くんも帰ろ?」
「あぁ‥」
「加藤さんのお母さんとお父さんってどんな人?」
「お母さんは仕事で忙しいんだ。お父さんとは離婚してるんだ‥」