第4章 二宮和也の場合
打ち上げの後。
二宮「今日、シェアハウス帰る?」
「…え?え、でも…!」
そんな急に!
荷物もないし!!っていやいや…!
二宮「みんなと会いたいでしょ?帰るか!」
「えっ、ちょっと!ちょっと待ってよー!」
強引に手を引かれ、タクシーでシェアハウスに帰る。
帰るって表現が合ってるのか…
一言も話さず、気がついたらシェアハウスについた。
ガチャッ
二宮「ただいまー。」
玄関から大きな声で和くんが声かける。
リビングからは楽しそうな声。
はぁ。やばい。
懐かしい。この空気、すごく幸せ。
二宮「ほら、おかえりって言ってもらお?」
私の背中を押して、和くんはリビングのドアを開ける。
そこは私の大好きな人たちが集まる、
素敵な家でした。