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ゲロッパっ!〜卒業編〜

第4章 二宮和也の場合




中学三年生の新学期。

高橋先生「おーい、席つけー。

今年も担任になった。よろしく!


そして、転校生が一人来てます。」


ガラッ



先生が扉を開けると、男子生徒が一人入ってきた。


高橋「箒星りょうだ。席は必然的だけど、

山下、山下の隣な。」


山下「はい。」


窓際の一番後ろは春はとてもポカポカしていて気持ちがいい。


私の隣に箒星くんが座ると、

先生は出欠を取り始めた。


桜。散っちゃったなー。


ホームルームが終わると、

みんなが動き出す。


隣をチラッと見ると箒星くんと目が合った。


山下「あの、山下加奈子です。

よろしくね。」


箒星「箒星りょうです。よろしく。」


ちょっとだけ微笑んだ。


案外話しやすいやつかもしれない。


もう少し話してみようかな。


山下「どこから引っ越してきたの?」


箒星「神奈川。山下さんは地元こっち?」


山下「神奈川か。案外近いね!

私は地元は愛知なんだ。親のその…離婚でこっちに

中1の時に来たんだ。」


箒星「そっか。

俺も親の離婚でこっちに。」


へー。同じだ。


山下「このクラス、そこまで変な奴いないから

楽しいと思うよ!」



箒星「おう。早く馴染めるようにしないとな。」










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