第4章 二宮和也の場合
ん…今何時だろ…
「12時か…」
たっぷり寝て大満足!
携帯はっと…あった!
着信が…14件!?誰!?
開いてみると、和くんからだった。
お昼だし、掛け直しても大丈夫かな?
プルルルル
二宮「はい。」
「あ、ごめんね!今気づいて…!」
二宮「どこのホテル?」
「え?あ、今は○○ホテルだよ!知ってる?」
二宮「あーそこ行ったことある!
プライベートビーチあるとこだよな。
まあ、プライベートビーチあるホテルが
ほとんどなんだけど。」
「温水プールもあるんだよー!」
二宮「あ、そうそう!プールもあったなー。
懐かしい。」
和くんと喋ってる。
嬉しい…。
「着信いっぱいだったけど、
何か重要なことあったの!?」
本題を忘れてた!!
二宮「…女遊び辞めました。
本気で好きなやつにぶつかって行こうって決めたから。
心配かけましたね。」
……本気で好きなやつ。
「そっか。もー、ほんとに心配だった!
頑張ってね…!」
電話の用件ってこれ?
二宮「昼食べた?」
「食べてない!ほんとに今さっき起きたばっかり!
和くんは?」
二宮「私たちは今日から3日間お正月休みだから、
シェアハウスは誰もいないんですよ。
だからオムライスを自分で作ってみました。」
「和くんオムライス上手いもんねー!
食べたかったなー。」