第14章 できることなら
「部屋に案内して」
カ「連れねぇなァ?」
「…荷物置くだけよ」
もう、覚悟した。
カジキのお嫁さんとして生きることを。
麦わらの一味をみんなを守るために、
すべて捨てることを。
カ「そーか。メニア、子猫ちゃんに部屋を案内してやってくれ」
私は黙ってメニアについて行った。
ついた部屋は、黒と紫で統一された部屋。
カーテン付きのベッドが真ん中に置いてありドレッサーにクローゼット…テーブルとソファも置いてあった。
「前よりは快適かな」
メ「カジキ様は、ルーシェ様に快適な生活をと仰っていました」
「そう」
メ「では、ご用意ができたらさっきの船長室へ」
メニアが部屋から出ていくと、わたしはサンちゃんを抱きしめながらベッドにダイブした。