第13章 裏切り
〜ルーシェside〜
「みんな、おかえり~」
ダイニングに入ってみれば、ほとんどみんな帰ってきていた。
そして、サンジの姿が見当たらない。
「今からご飯準備するね!今日はね、サンジとご飯作ったんだ〜」
ル「まじか!うまそーな匂いしてきだぞ~っ」
私は、キッチンへ行きスープなど盛り付け、テーブルに運ぶ。
ウ「うまそーだなー!!」
チョ「美味しそうだぞ、これ!!」
ナ「愛のレシピね、、」
みんな、口々に感想を言ってくれる。
そこにサンジが戻ってきた。
サ「あ、ルーシェちゃん。準備してくれたんだな。ありがとう」
ゾ「コックのくせに、何準備させてんだよ」
サ「は?うるせーよ」
「まぁまぁ、二人とも」
そして、みんな席につき「いただきます」とそれぞれみんな食べ始めた。
そして、スープを飲んだ時みんな次々に眠っていく。
私は、それを黙ってみていた。
「ごめんね、みんな。今まで、ありがとう」
そう、スープに即効性の睡眠薬を仕込んだのは私。
ほんとはサンジをキッチンから外すために服をわざと汚そうと考えていたのだけれど…
ちょうどいなくてスムーズに進んだ。
みんな、本当にごめんね。
そして、お幸せに。
私は、手紙をダイニングにおいて部屋に置いてある必要最低限の荷物そして、サンちゃんを連れて船を降りた。
向かう先は、メニアのいる場所。