第13章 裏切り
船から降りて間もなく、
町が見えてきた。
サ「食料買いに行きたいんだけど、付き合ってくれるかい?」
「もちろん!付き合うよ!」
最初にふたりが来たのは、食品街。
ここでは新鮮な食材がたくさん揃っているみたい。
「すごいね!たくさんある〜!!」
2人は順調に、食料を集め食材の買出しは終わった。
「たくさん買ったね」
サ「みんなめっちゃ食うからな」
他愛もない会話をして、
いろんなところを見て回った2人。
最後にやってきたのは、
アクセサリーショップ。
「カワイイのたくさんある~」
可愛い物が大好きなルーシェは、見ているだけで幸せになった。
「あ、ペアネックレスあるよ!ねぇ?思い出に買って帰らない?」
サ「え、俺なんかとペアいいの?」
「うんっ」
ルーシェとサンジは、シルバーのプレートに自分と相手のイニシャルがほってあるシンプルなペアネックレスを選んだ。
店から出ると、
二人の首にはペアネックレスがぶら下がっている。
「なんか、恥ずかしいね」
サ「ちょっとな」
2人は、照れながら船に向かった。
今日のことを振り返りながら帰る。
ルーシェは、今日の事は忘れないだろう。
ううん、忘れたくても忘れられないと思う。
今までで1番幸せな瞬間だった。