第11章 恋心
サンジは、キッチンへ行って先に朝食を済ませた人達の食器を洗っていた。
サ(なんで、ムキになってんだよ…はぁ……マリモがルーシェちゃんのこと好きってわかったから?それとも、俺がルーシェちゃんのこと好きだからなのか?)
サンジは、ガシガシと頭を掻きしゃがみこむ。
サ「はぁ…」
ロ「大変ね」
サ「あ、、ロビンちゃん」
サンジは、いつもの調子はなく落ち着いてロビンと話す。
ロビンはサンジの横にしゃがむ。
ロ「みんな、ルーシェのことお気に入りだものね?」
サ「あぁ、、」
余裕のないサンジ。
レディに対してもすっかり落ち着いた対応だった。
ロ「フフッ、そんな焦ることもないんじゃないかしら?」
サ「え?」
ロ「ごちそうさま」
ロビンは、サンジから離れダイニングから出ていった。
「サンジ?…大丈夫?どこか悪い??」
ルーシェがサンジに近づきしゃがむ。
顔をぐーっと、のぞき込むとサンジは頬を赤く染めた。
サ「あぁ、大丈夫だ」
「あー、よかった!!…プリンごちそうさま!!美味しかった」
ルーシェは、とびきりの笑顔を置いてキッチンを後にする。
サ(反則だろ、、)
サンジには、ルーシェのことしか視界に映っていなかった。
ゾ「おい、ちび。行くぞ」
「あ、うん」
ゾロは、ルーシェを連れてダイニングを出ていった。
その姿にサンジは不安感を覚え、そのほかの人はポカンとしていた。
ナ「あー、ゾロ…ってば、、」
ルーシェとサンジのことを応援していたナミは頭を抱えた。