第6章 2人の王子
ナ「あれ?ルーシェ??」
顔を上げれば、ナミがいた。
「ナミ……あれ、お城にいったんじゃ…」
ナ「そーなんだけど、これから王子様連れて船内見せるのよ!」
…一緒に行ってもいいかな?
「一緒にいてもいい?」
ナ「もちろん!!一緒にいよ」
ユ「あれ?ルーシェさん?」
聞き覚えのある声を聞いて、振り向くとユエさんとルフィが一緒にいた。
「あ、ユエさん!昨日はありがとうございます」
ユ「いえいえ。あの後は?大丈夫だった?」
「はいっ、おかげさまで!」
私は話を終えるとナミのところへ戻る。
「ねぇねぇ、ナミ。王子様って後でくるの?」
ナ「…え?!いるでしょ!!」
ナミはすごい驚いた顔を見せる。
なにをそんなに驚いてるんだろう…?
「いるってどこに?」
ナ「…今、話してたでしょ?まさか、知らないで話してたの?」
……話してたって…まさか……ユエさん?!
「あ、謝ってくるっ!!」
ユエさんの前に立って頭を下げる。
「ユ、ユエさん!ごめんなさい!…王子様って知らなくて」
ユ「アハハハ、なぁに。気にすることは無いよ。きっと、そーだと思っていたし」
ユエさん…
笑って流してくれるなんてなんて心優しい…。
「お、王子って呼んだ方がいいですか?」
ユ「ユエでいいよ」
「ありがとうございます」
そんなこんなで…
すぐに、船についた。