第5章 ショッピング
「あの、ご、ごめんなさい」
ナンパ男C「もしかして、連れいる感じ?」
「あ!そうですっ」
ナンパ男A「じゃあ、いいじゃん!その子も一緒に遊べばいいじゃーん!」
何度断っても、しつこいナンパ男達。
(ナミ、早く帰ってきて)
ルーシェが、困りに困り果てた時…
?「君たち、僕の連れになにか用かな?」
ナンパ男達に声をかけたのは、優しい口調の爽やか系のイケメンな男の人だった。
ナンパ男B「は?んだって??」
だが、ナンパ男達は声を掛けた人をみて驚いた顔をした。
ナンパ男C「ユエ様!!」
ユエ「…わかったら、邪魔しないでくれる?」
ナンパ男達は、逃げていった。
「あ、あの…助けてくださってありがとうございます」
ユ「いえいえ、美しい女性を助けるのは当たり前のことですよ」
ユエは、ニコッと笑いかける。
「ありがとうございますッ//」
ユ「あ、僕はユエ。君は?」
「あ、私はルーシェって言います」
ユ「そっか、よろしくね。僕は忙しいから…またね」
爽やかに去っていったユエ。
まるで白馬の王子様のような人だった。
ルーシェは、その背中を目でおった。
(すごく、いい人だったな…ユエさんか……)
ナ「遅くなってごめんね!!トイレ混んでてさ〜…困ったよ〜」
「大変だったね」
ナ「でも、おかげでいい話聞けたんだけどね?」
「えっ、なになに?」
ナ「近くに、もう一つ町あるんだって!けど、その町…雪降ってるみたいだから、冬物売ってるらしいのよ!だから、行ってみない?!」
「行きたい!」
2人は思いつきで、隣の町まで出ることにした。
その町に近づけば近づくだけ、気温が下がっていく。
そして、足場が雪になっていた。
ナ「ちょっと寒くなってきたわね…」
「そ、そうだね」
町についてすぐ、コートを買いにお店に入った。
ナミは黒のコートに黒ブーツ、ルーシェは白いフリルのコートと茶色いブーツを身につけ町を歩く。
ナ「こんなにも、町が近くにあるのに…気候が違うってすごいわよね~」
「ほんと!不思議な感覚」
いろんな話をしながら、
町を歩いていると雑貨屋を見つけた。
「な、ナミ!ここ、入りたい」
ナ「うんっ、いいよ」
雑貨屋に入ると、可愛い物がたくさん売っていた。