第7章 7
「ちょ、ちょ、ちょ!
どーいうこと!?」
太陽が顔を出す清々しい朝だというのに相変わらず騒がしいハンジ
あの日は酔っ払って直ぐに眠ったから静かでゆったりとできたのに
突然エルヴィンの部屋の扉が大きな音をたてて開いたと思ったら、扉全開のままハンジが騒ぎ立てている
「ハンジ、もう少し静かにすることはできないのかな?」
「無理だよ!エルヴィン、ノアの噂知ってる?」
「あぁ勿論、耳に入っているよ」
扉を閉めたと思ったらエルヴィンの目の前にハンジのどアップが
それでも顔色を変えないエルヴィンはなにも感じないのか
「なんでそんなに冷静なの!?」
「取り乱してもなにも変わらないからな」
そう言ってスラスラと書類にサインしていくエルヴィン
いつもより多く積まれているのはノアが持って行ってないからか…
「あれを聞いたときは耳を疑ったよ!エルヴィンは詳細を知っているのか?」
「いや、君と同じようなものだろう」
「そうか…」
落胆しているハンジがその噂を聞いたのはノアとリヴァイを二人にした3日後のこと