• テキストサイズ

【進撃の巨人】後悔しないため

第7章 7





一瞬触れるだけのキス

少し速くなる鼓動に気づかないふりをする


「……リアクションしねぇのかよ」

「いや、驚いているさ」

「の割には普通じゃねぇか」


平静を装うのに精一杯だよ

そう言ってやりたいものだ


「…紅茶の味がする」


ノアの少しの強がりだった


「…紅茶飲めねぇんだったな」

「ん?あぁ、そうだったな」

「…そうだったなって、てめぇのことだろ」

「あぁ、驚きすぎて忘れていた」

「うそくせぇ」


ついさっき突然キスをしたとは思えないほど通常運転の二人

ノアはコーヒーを一口飲むと窓の外へと視線を移す


「…なにか見えるのか?」


そう問いかけるリヴァイの目は真剣だった

ノアは一瞬リヴァイの方を向き、また視線を戻す


「…なにも見えないよ」

「…そうか」


リヴァイはノアに背を向け

遅くまで起きてんじゃねぇぞ

一言投げかけると部屋から出て行った



/ 201ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp