• テキストサイズ

【進撃の巨人】後悔しないため

第1章 1





パシュ

アンカーが打たれる独特な音

すぐに響く木箱かなにかを蹴り散らした様な音

そして「くそ、やられた…!」「誰か!憲兵団を呼んでくれ!」そう叫ぶ住民の声


「…いくぞ」


エルヴィンの声で物陰に隠れていた四人の調査兵がマントのフードを深く被り追跡を開始する

調査兵の前には僅かに憲兵

窃盗どもの素人とは思えない身のこなし

速さ、小回り、判断

全てが優れている

建ち並んでいる家屋の上を飛び、急旋回をしたところで憲兵たちは地上に落ちていった

誰一人脱落しない調査兵

三人違う方向に飛ぶ窃盗どもをリーダーはエルヴィンとミケに任せ、ノアは右に逸れた赤髪を追う

リーダーまでとはいかないが、素早い

ちょこまかと家屋の間をすり抜け、地面ギリギリをトップスピードで駆け抜ける


「へっ、調査兵団!捕まえてみろよ!」



/ 201ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp