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【進撃の巨人】後悔しないため

第3章 3





「ノア!」


無事に宿泊する廃墟となった城についたノアたちの隊は誰ひとり死人が出ずにたどり着いた


「イザベル、無事だったのか」

「ああ!聞いてくれよ、おれたち巨人を倒したんだぜ!」


褒めてくれといわんばかりの勢いのイザベルにノアは犬のようだと思った

キラキラとした瞳で見つめられ、思わず手を伸ばす


「よくやったな」


わしゃわしゃと頭を撫でると気持ちよさそうに目を細めるイザベル

リヴァイ、イザベル、ファーラン

この三人が巨人を倒したということはノアの耳にも入っていた

特にリヴァイは一撃で倒したということで他の兵士も気になっているようだ


「リヴァイ、巨人を倒したらしいな」


イザベルが他の兵士のもとへ行ったあと、ノアは一人でいたリヴァイのもとへと向かった

一瞬ノアのほうを見たリヴァイだったが、すぐに視線を窓の外に外す


「なにか見えるのか?」


ノアはリヴァイの隣に腰を下ろし、一緒に窓の外を見る


「…月だ」

「つき?」

「あぁ、地上にあがってから何度かは見たがこれほど綺麗なのは初めてだ」



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