• テキストサイズ

【進撃の巨人】後悔しないため

第11章 11





ハンジから伝言をもらい、リアムの家に行くために馬車に乗っていたノア

ガタガタと揺れ少し不快感が募るが、それよりも喜悦が勝る

リヴァイが何気なく放った一言


“待っている”


これがどれだけノアの気持ちを軽くしたか


覚悟を持って兵舎を後にした

責められ、お前のせいだと

どこにも吐き出せない気持ちをぶつけてもらう覚悟


これまでだって何百という人数の死亡通知を届けた

もちろん、あんたたちのせいだと責め立てられたこともあったし

何も言わずに泣きじゃくられたことだってある

それでも、ほとんどが

あの子は役にたちましたか

これが実力だったの

いつもお話を伺っていたわ、
優しく頼りのある上司の方で本当に良かった


そんな言葉をくれた


いたたまれなかった

私がもっとしっかりしていれば

正しく、素早く指示を出していれば


私は頼りになる上司などではない



/ 201ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp