第2章 2
あれから数日後
地下街出身というせいで周りから距離を置かれる三人は未だに調査兵団に馴染んでない
「お、ノア!」
調査兵にはあまりいない元気っ子に呼び止められる
「イザベル、なんだ?」
「いや?いたからよんだだけだ!」
ニカッと眩しい笑顔で答える彼女は最近ノアに懐いていた
「ノアってあんま身長高くないよな!」
「あぁ、158だったかな」
「へぇ!それなのにあんなに力強いのか!すげぇな!」
「ありがとう、そう言われると嬉しいよ」
ノアは自分よりもほんの少し小さいイザベルの頭を優しく撫でる
それが嬉しいのかイザベルの顔が緩み
「へへっ」
「じゃあ、私は仕事があるから」
「あぁ!頑張れよ!」
イザベルに元気に見送られ、仕事を頑張ろうと気合いをいれるノアだった