第2章 2
「すごかったんだ!エルヴィン、ノア聞いてくれ!」
エルヴィンの部屋に転がり込んできたハンジはひどく興奮していた
頬は真っ赤に上気させ、息遣いも荒い
奇行種を見つけたとき以上だ
「速くて、逆手で、百発百中でさ!」
「ハンジ、一旦落ち着くんだ」
エルヴィンはハンジに深呼吸させようとし、ノアは呆れてため息をつきながらも水を持ってきた
「悪いね、ノア」
ノアから水を受け取ったハンジはそれを一気に飲み干し、少し落ち着いた様子で語りだした
「ついさっきね、地下街からやってきたっていうリヴァイの立体機動を見てきたんだよーーー」