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この灯火が消えるまで。【黒子のバスケ】

第5章 初めての合宿


「雷が怖いって子供ッスか…ホント可愛いんだから。」
涼太が私をギュッと抱き締め返した。
「…子供だし。」
私は涼太を睨む。
「遥っち、一回この状態やめよっか。
俺の理性がぶっ飛ぶッス。」
「…ごめん。」
私は涼太から離れた。
_ピカッ
雷が光った瞬間、私は怖さのあまりクローゼットの中に飛び込んだ。
「遥っち…今は大丈夫ッスよ。俺がいるッス。クローゼット開けてもいい?」
「…」
涼太にクローゼットを開けてもいいか聞かれたが私は返事をしない、というよりできなかった。
「開けるよ?」
涼太はクローゼットを開けて小さく縮こまっていた私をお姫様抱っこする。
「大丈夫…俺がいる。」
涼太の口調が変わった。まさか、涼太も二重人格者?
「二重人格じゃないッスよ…本気になれば口調が少し変わるだけ。声に出てるッス。」
涼太は微笑する。
「なんか、いつもよりかっこいいからムカつく…」
「いつもよりって…まあ、本気の俺を見せたのは遥っちが初めてッスよ。」
っていうか、涼太はずっとお姫様抱っこしてて大丈夫なの?
「涼太、私重くない?ずっとはしんどいでしょ?」
「重くない。むしろ、食べてるんスか?ちゃんと…」
「食べてる!…ってあれ?雷やんだ?」
涼太と話しているといつの間にか雷が止んでいた。
「じゃあ、俺は帰るッス。また、何かあったら電話くださいッス!」
そう言って涼太は部屋を出て行った。
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